れいわ新選組(1)セクハラ・パワハラ・利権問題

●れいわで発生した2件のセクハラ事件 ●新大阪リニア土地取引問題 ●西中島吊し上げ事件 
小笠原理恵 2026.03.22
誰でも

れいわ新選組を巡る一連の問題が、週刊新潮やデイリー新潮によって相次いで報じられている。報道内容は、ハラスメント対応、組織運営、公設秘書制度の運用、さらには党代表個人の行動にまで及び、その範囲は広い。数回に分けて解説する。

【れいわ新選組 セクハラ事件とその対処】

関西在住のメディアプロデューサー榎田信衛門氏がれいわ新選組 副代表でもある大石あきこ氏の広報担当者であり、この政党の問題を知り尽くしているだけでなく、この問題を広く知ってもらいたいと記事を書いたり、映画や動画で説明したりする活動を行っている。

彼からの内部告発インタビュー情報をもとに、この一連の問題について話をしようと思う。実際のインタビューは記事中に貼っている2本の動画だが、出先での録音のため音声が不良なので、それを語りなおす形の動画を先にはっておく。

れいわ内部告発 音声不良のため内容2本分 再度まとめ版 セクハラ・パワハラ・利権問題・集団恫喝つるし上げ!(小笠原理恵 YouTubeチャンネル 風読みサロンライブより)

まず、榎田信衛門氏が指摘したのは、組織内部でのハラスメント問題への対応だ。

一人の中年女性スタッフが若い男性ボランティアに対して性的接触を試み、さらに自身のいかがわしい写真をSNSで送りつけるなどの行為があったとされます。

月刊Hanada8月号の榎田信衛門氏の記事から一部引用すると、

事務所のトイ レを使用中、ドアを無理やりこじ開 けて中に押し入ろうとしたり、泥酔 して「泊めてくれ」としつこく電話し てくることもあったという。

2025年8月号 月刊Hanada 榎田信衛門氏の記事 れいわ新選組 ハラスメント地獄より

被害を受けた男性は大石あきこ氏および事務所に救済を求めましたが、「我慢しろ」といった対応がなされたとされ、弱い立場の人間を守るどころか切り捨てる構造が指摘されています。

性的関係を迫るという不適切行為があった。これは月刊Hanadaで昨年8月に報じられている。

2025年月刊Hanada8月号 榎田新右衛門氏 れいわ新選組のハラスメント地獄の記事をぜひ参照ください。

2025年月刊Hanada8月号 榎田新右衛門氏 れいわ新選組のハラスメント地獄の記事をぜひ参照ください。

また、東北地方で発生したれいわの中年幹部男性スタッフが、優位な立場を利用して二人っきりになる時間をつくり、強引に女性議員へディープキスをするというセクハラ事案が発生した。被害者が公正な内部調査を党にもとめ、この加害者の処分を求めた。しかし、れいわ新選組は事実を捻じ曲げ、「男女間の問題」と決めつけた。

さらに、この問題に対してれいわ新選組が「何でも質問に答えます!」と言う宣伝でやっている全国の「おしゃべり会」で仕込み質問者に質問させ、打ち合わせどおりの回答をして問題追及をさせずに終結させた。「山本太郎氏は質問があるとさっと、用意していた解答文書カンニングペーパーを取り出し読んだ。なぜ、その質問者がその質問をすることを事前に知っていたのか。仕込みですよ。」と榎田信衛門氏は暴露している。

https://teamdontratm.wixsite.com/reiwa-compliance
この問題についてはれいわにコンプライアンスを求める署名サイトもあるのでぜひ、参照いただきたい。被害者の立場に十分配慮した対応とは言い難く、むしろ問題の矮小化と考えられる。

組織内で問題が起きた時の対処でその組織に自浄作用があるかどうかがわかる。問題が起これば被害者の口をふさぎ、隠蔽する組織では、病巣は広がる一方だ。問題の指摘を「敵に塩を送る行為」として排除するのがれいわ新選組だ。

今回、デイリー新潮さん等の記事が広がり、ようやくれいわの取り巻きが榎田さんが言ってたことが正しいと思えるようになりましたって、今ガーッと声があがっているのだそうです。同時に一部の先鋭化した支持者からは榎田信衛門氏に「必ずおいのち頂戴みたいな。」という脅迫状も来るようになりましたとのこと。

2023年統一地方選挙で榎田信衛門氏がみた吊し上げ部屋

2023年の地方選挙時、大石あきこ氏の広報スタッフであった榎田信衛門氏の証言です。

れいわ内部告発の衝撃! れいわ大石あきこ元広報 榎田信衛門氏に聞く。/ 音声不良で申し訳ありませんが、こちらの動画で榎田信衛門氏が証言しています。(小笠原理恵 YouTubeチャンネル 風読みサロン動画より)

2023年統一地方選挙で、大石あきこ事務所から複数の候補者が立候補予定だったという。大阪2人吹田1人。この話も榎田信衛門氏にきいた。以下がその内容だ。

「そのうちの1人が大石あきこの指示によっていろいろ動いてたんですけども、それがとんでもないことだったということが途中で分かるんですよ。 これは同和利権です。 新大阪駅のリニア新幹線工事での再開発がこれから行われるんですけども、新大阪駅の近くって有名な同和地区があるんですね。 地主は土地をうれば儲かるのでやりたい。それを大石あきこの側は、何としても妨害にしたい。 (彼は)土地を売らせることを妨害していたそうなんですよ。工事したりも含めて妨害していた。」

インタビューで榎田信衛門氏が証言している。

「実際に候補者はそのアクションを展開したんですけど、それが地元の人から色々と声をかけられたりして。何やってるのお前?と。で色々と調べてみたら、同和地域の利権保護なんですね。 そんなことをやりたくて、彼は政治家を目指しているわけではないって言うんですよ。もう嫌だとやりたくない。」と榎田信衛門氏は目の当たりにした。

結局その候補者は離党を決断、無所属で選挙を戦った。

榎田信衛門氏は自身の番組でこの問題を暴露する。大石氏はこの番組に激怒。放送後、大石氏は残っていた候補者2名を打ち合わせと言って呼び出した。

打ち合わせにいくと事務所内には13人ほどの大石あきこシンパの人物があつまっており、約3時間にわたり恫喝・詰問される事案が発生した。彼らは、その後榎田信衛門氏との関係を断つよう求める内容であり、圧力的な状況から強要罪に該当し得る性質が指摘された。解放後、当事者は精神的に疲弊した状態で協力関係の断絶を申し出た。

また、この件に関連して、大石あきこ氏から送られたメールの中に「同和利権に関する話は絶対に榎田さんにはしないでね。」という趣旨の記述があったとされ、そのスクリーンショットや通信記録が存在し、一部はSNS上で公開されている。以下はその証言の切り抜きショートムービーだ。

れいわ新選組は弱者に寄り添う政党なのか?

れいわ新選組は「非正規雇用の是正」や「経済的弱者の救済」を掲げています。しかし、党内の実態は、正社員ではなく業務委託や個人事業主が中心とされ、安定した雇用を前提としない構造が指摘されています。理念と実態の乖離は否めません。

大石あきこ事務所の元広報である榎田信衛門氏も、当初は継続的な仕事を前提に依頼を受け、別の仕事をキャンセルしたものの、その後は随時契約へと変更されたといいます。仕事がある時だけの契約では生活の安定は難しく、弱者支援を掲げる政党の運用としては疑問が残ります。

さらに、公設秘書だった人物が議員の判断で私設秘書やアルバイトに変わる一方、逆に気に入られれば十分な実務がなくても公設秘書に起用されるといった人事のあり方も指摘されています。

安定した雇用を通じて一人でも生活弱者を支えるという姿勢は、少なくとも党内の人事運用からは見えにくいのが実情です。このれいわ新選組の公設秘書問題について、同党の会見内容も含め、次回で説明していきます。



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