れいわ「火炎瓶闘争」「ゲリラ戦」発言―れいわ新選組3/6臨時総会で見えたもの

BBジャーナルが公開した、れいわ新選組3月6日臨時総会のノーカット音声をもとに、会議でどのような不満や提案が出されたのかを整理する。参加者からは、総会の成立確認、議案の扱い、選挙総括、人事、公認制度、収支報告をめぐる重要な声が上がっていた。しかし、それらは議案にも採決にも接続されないまま、意見聴取として処理されていく。
小笠原理恵 2026.05.26
誰でも

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IBBジャーナルから、れいわ新選組の3月6日臨時総会とされる会議のノーカット音声が公開された。ぜひ、これを聞きながら記事を読んでいただきたい。その現場の状況、参加議員たちのやるせない憤りの声に同情する人もいるかもしれない。

そこに見えるのは、単なる党内の不満ではない。れいわ新選組が「草の根政党」「風通しのよい組織」を掲げながら、実際には参加者の意見が意思決定には反映されない構造だということが良くわかる。少なくとも、公開された臨時総会の内容を見る限り、議員たちがいくら意見をいってもそれは議決にならず、議論にすらならない。

高市政権に接近戦という党の方針

この会議で最も重要なのは、参加者から出た「れいわ新選組の発信や政治手法が『高市政権に打撃を与えるとか』『接近戦で戦う』等、過激化しているのではないか」という問いに対する、執行部側の応答だ。

 大石あきこ代表代行の答えを文字おこしした。

 「一応私が政策とかかなり大きく関与しているんですけれども、」と大石氏はまず、前置きして、以下の言葉をつづけた。
 「2018年何が起きたかというと、フランスでは黄色いベスト運動というのがすごく盛り上がったんですよ。これは政権が当時、燃料税を上げるということを決めた。これに対して、左も右も火炎瓶持ってやめろ、と黄色いベストを持って、セクト主義みたいにおっしゃってますけれども、世界的に見たら、糞尿を投げ散らかして都市部をせき止めて自分たちの農業の問題の解明を訴えています」

私はそれは支持しています」

そういうことに着想を得て

そういう政治潮流があったわけなんですよ。私は基本的には、平和の設計図はややそれに似せて作ってます。

 大石代表代行の説明から見えるのは、れいわ新選組の政治手法が、単なる議会内の政策提言ではなく、民衆の怒りや街頭抗議の大石氏の支持する手法として語られているという点である。参加者が「過激化ではないか」と不安を示した場面で、この説明が出てくること自体が重要だ。

デイリー新潮も、3月6日の臨時総会について、大石晃子共同代表がフランスの黄色いベスト運動や農民抗議を例に挙げ、「火炎瓶」「糞尿」「都市部をせき止めて」といった表現を用いながら、そうした闘争への支持を語ったと報じている。IBBジャーナルが公開したノーカット音声は、この発言がどのような文脈で出たのかを確認できる資料だ。

フランス黄色ベスト運動

大石氏側の説明が、黄色いベスト運動を「右と左ではない、上と下」「燃料税に苦しむ民衆の運動」として肯定的に説明していることが、このれいわ新選組の流れとしてかなり重要となる。

なぜなら、黄色いベスト運動は、単なる政策キャンペーンではなく、道路封鎖・暴動・警察との衝突を伴った反政府抗議運動だった。ガーディアンも、燃料税引き上げ撤回の背景として「violent demonstrations and unrest in Paris」と報じている。少なくとも、大石氏の説明は、れいわ新選組の政治手法を、単なる議会内の政策提言ではなく、民衆の怒りや街頭抗議と接続していくように読める。そりゃ構成員である議員も不安になるだろう。

「左も右も火炎瓶持ってやめろ」

参加者から出た「れいわ新選組の発信や政治手法が過激化しているのではないか」という問いに対する、執行部側(大石あきこ代表代行)の応答だ。

れいわは政党なのか、それとも内輪の攻撃的な熱量を維持する運動体なのかという問いに、燃料税に反対して民衆が立ち上がったこの過激反政府抗議運動への共感を大石代表代行は熱く語った。

奥田ふみよ氏がやっている国会の傍聴席を反対派でうめ、その後、外で抗議活動をしようという声もこの流れを踏む。国会議員に求められているものは過激活動家としての活動ではなく、平穏に議会で議論を進めることだ。そこには火炎瓶も暴力革命もない。

れいわの過激化・セクト化懸念

問題は、その説明が、参加者の懸念への回答になっているのかという点である。参加者が問うているのは、れいわ新選組の言葉や運動が、外部から見て過激化・セクト化しているように見えないかという問題。また中核派との関係も不安としてあがっていた。これについては篠原常一郎氏も中核派機関紙に寄稿文を寄せているのは大石氏ではないかというXポストをしている。ところが、執行部側はそれを、山本太郎氏の「熱量」や「スピリッツ」の継承として正当化しているように見える。

篠原常一郎(古是三春)
@sinoppa1960
中核派機関紙にペンネームで記事を書いたれいわ新選組共同代表、大石あきこ氏。



やはり、暴力革命支持、テロリズム容認の信念は確固たるものなんだな。この信念は、破壊すべき社会の法を軽視、無視する順法精神の欠落に通じる。



#れいわ新選組崩壊 #公設秘書給与詐取 #オービスピカ太郎 #山本太郎
❉猫GPT@CATGPT202411
『偽名』が話題ですが『安藤優』をご存知ですか?

2008年3月中核派機関紙『前進』2334号に「安藤優」名義で投稿した(当時大阪府職員)
橋下知事との朝礼バトルからわずか3日後、中核派系「ワーカーズアクション」でマイクを握りアジテーション。
「資本主義への怒りを革命への情熱に転化」 https://t.co/EcvaTQPGfD
2026/03/31 08:25
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山本太郎氏が書いたとされる「戦わない野党への檄」にも言及し、悪法を止めるために野党のゲリラ戦法が必要だ、最後まで諦めずに抗う議員が存在することが使命だ、といった趣旨の説明が続く。そして、こうした国会運営を「山本熱量」と呼び、それを継承していくことが、れいわ新選組の国会における存在意義だと説明している。

参加者側は、れいわ新選組がこのままの路線でよいのかを問うている。悪口、接近戦、過激な言葉、スローガン化した政策表現では、支持層を広げられないのではないかと問うている。

ところが、執行部側は、それこそが山本太郎氏の政治手法であり、れいわ新選組の存在意義だと説明している。そこで話は終わりなのだ。参加者は1人1回だけ発言が許され、その発言も数人つづけての発言に執行部が答える形。執行部の答えに対しての、議論を許す会議ではないのだ。

参加者が問題視しているものを、執行部側は守るべき「スピリッツ」と位置づけ、反論もその後の返答も聞かない形式の会議。「時間が限られるため、1人1問1答でお願いします」と会議の説明をしたときにから、参加者は意見を言うことはできるが、その意見は役員や党の指針に反映されるわけではない。れいわの会議はガス抜きであり、意思決定機関は山本太郎氏と側近の一部で決められる。彼は会議にでて意見を強く訴えても、れいわは変わらない。

自由なおしゃべり会はあるが、それは意思決定とは無関係。意思決定が山本太郎氏と限られた執行部周辺に集中しているように見える。これがれいわ新選組なのだ。

***

国会に「ゲリラ戦」を持ち込む危うさ

れいわ新選組は会議参加の批判者に対しては、「中核派の変な文章とか読みすぎなんじゃないですか」「事実じゃありません」「あなたの言うことには中身がない」という趣旨の応答もあった。

参加者が抱いている不安や疑問が、組織運営や政治路線の問題として扱われることはなく、デマや中身のない批判として党役員が切り捨てて終わりに見えるのだ。説明責任も果たさず、ひとことで話を終わらせる。

れいわ新選組の支持者や地方議員が、「この路線では広がらないのではないか」と問うているのに対し、執行部側が「(この路線)それこそが山本太郎のスピリッツであり、れいわの存在意義だ」と答えている。役員の決めた政治手法そのものへの異議は議論もせず、封じているのだ。

参加者が何度「このままでよいのか」と問うても、執行部の路線は変わらない。なぜなら、参加者が問題視しているものを、執行部はれいわ新選組の存在意義そのものと見なしているからだ。

国会での“ゲリラ戦法”や“接近戦”という表現が、単なる比喩であれば直ちに法的問題とは言えない。しかし、それが議事進行を妨げる行動、議長・委員長の制止に従わない行動、他議員の発言を妨げる行動、許可なく演壇に近づく・登るような行動を意味するのであれば、国会法や議院規則が予定する正規の議会活動とは言い難い。

議員や支援者が逃げ出すのもこれでは仕方ない。あなたは山本太郎氏とその側近が決めることに意見も言えずに従いますか?と全権委任状をわたすことはできないと考える人がいるのは不思議なことではない。

***


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こちらで説明している内容のYouTubeライブです。ぜひどうぞ。


なお、この会議で見られた「数人に発言させ、役員側がまとめて答える」という会議運営の手法については、サポートメンバー限定記事で詳しく分析した。

発言はさせるが、議論はさせない―れいわ新選組の3/6臨時総会の「アジェンダ・コントロール」

https://rieoga1234.theletter.jp/posts/229f9cb4-acc1-4959-a66a-e68bc482bbd6

発言はさせるが、議論はさせない。この会議運営を理解すると、なぜ参加者の不満が何度表明されても、組織の決定には届きにくいのかが見えてくる。

***

IBBジャーナルから、れいわ新選組の3月6日臨時総会とされる会議のノーカット音声が公開された。

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